業務アプリケーションもウェブアプリケーションにシフトする時代、これからの帳票印刷はどうなるのだろうか?
最近関わっているサービスで帳票印刷について色々と調査している。前職ではGoogle Apps関連の開発(アドオン開発など)が主だったせいか、できるだけペーパーレス化しようという流れにいたので、今頃になって帳票印刷という機能に関して取り組んでいるくらいの浦島太郎感だ。
今までの業務アプリケーションと帳票印刷
これはもうゴリゴリの作り込みか、帳票印刷ソリューションを業務アプリケーションに組み込む形が主だったのではないだろうか。中にはユーザーにプリンターのメーカー及び型番を指定してレンタル・リースしたりしていたのではないだろうか。
そしてその開発コストはお世辞にも安い・速い・美味いとは言えない…
最先端の帳票印刷?
今まで独自の帳票印刷は大企業がSIゼネコンに委託して作ってもらえていた機能という位置付けだったものが、最近はなんでもウェブサービス化しているので、帳票印刷もウェブサービスになっている。(勿論、オンプレも残っている)しかし、それらのいずれも既存のCRMサービス等との連携を意識している。というかヘタすればその既存のCRMサービス等としか連携しない。APIを提供していればラッキー、なレベルだ。
特に個人事業主や小さな組織をペルソナとした見積書・請求書発行サービスなどは記憶に新しいのではないか。PDF出力くらいは無料。有料で郵送やFAX送信を代理でやってくれるサービスが多い。著者もいくつか愛用している。
ウェブアプリケーションと帳票印刷
新たにウェブアプリケーションを作ろうと思った時、そしてその中に帳票印刷機能が要件として含まれていた時、もうこれはその機能を作りこめということなのだろうか?いずれにせよ帳票印刷という機能がだんだんとニッチ化してきているような気がしてならない。また、ウェブサービスの中の帳票印刷機能だけを切り出してもサービス化できてしまうレベルの某(なにがし)という位置付けにすらなりつつある。
帳票印刷≒顧客管理・販売管理
CRMやSCMなどを作る場合、帳票印刷機能だけの為に外部サービスを利用するというプランがあったとして、その選択肢がとても少ない。なぜ少ないのだろうか?と考えた時に導き出した当たり前の答えとして「なぜならそれはCRMでありSCMそのものだから」というものだった。誰だってみんな自分の顧客を自分のサービスに囲い込みたいと思うのは至極当然な流れだと言えるだろう。
Shut the fuck up and write some code.
つまりそういうことだと思った次第です。(結局これ)
- 作者: 加藤和幸
- 出版社/メーカー: テクネコ出版局
- 発売日: 2015/03/17
- メディア: Kindle版
- この商品を含むブログを見る