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ときさんブログ

ヘルニアン・ラプソディ

ボランティア演奏で炎上していますが、ここで一旦CMです

こんなブログ記事を読んだ。

『ボランティア演奏』ということ|中村愛・ハープの弦は47本です

実はちょっと僕にも経験がある。というかウチの父だ。

ウチの父は40代になってから失明して東京から山口にIターンした。そしてやることがないので弾き語りで自作曲を色んなところで演奏して回っているのだ。しかし、CDを売っているワケでもなく、出演料をもらっているワケでもなく、完璧に個人の趣味でジャイアンのリサイタル状態だ。

そんな活動も何年も続けていると地元のメディアなどでも時々取り上げられるようになる。「盲目のピアニスト」とかだといかにも上手そうな感じにはなるが、親父の演奏は音楽の専門を出ている僕が聴いても決して上手ではない。いや、むしろ下手くそだ。というかその下手くそ加減が売りになってしまっている。よく「坂本龍一も演奏は下手だ」というけどはっきり言って坂本龍一以下だ。坂本龍一さんごめんなさい。

とまぁ、そんな感じで親父も日々過ごしていたら、ある日、広島にあるとある病院から演奏の依頼がやってきたのだ。頼まれたら断らない親父は即答でOKしたらしい。勿論、ノーギャラだ。今までのパターンでは親父のウェブサイトで親父の曲を聴いた人たちが演奏の依頼をしてくるのだけど、今回はどうやら病院関係者は親父の曲や歌を聴いたことがないとのこと。なんかちょっとおかしいな?みたいな雰囲気のまま、親父はいつも通りの調子で程よく演奏を開始した。目が見えないので観客の様子は声などで判断しているのだが、この時は「誰もいないのか?」というくらい静かだったらしい。

演奏も終わり、親父は母に様子を聞くと観客はいるにはいたけど、全員ポカーンとしていたという。どうやら病院関係者の方々はウチの親父をプロだと勘違いしてしまっていたらしく、というのも地元メディア(主に新聞)で取り上げられるレベルということは、きっとプロに違いあるまい、という判断で病院関係者(企画担当者)は勘違いしてしまったらしく、そして曲も聴かないまま出演依頼をして、当日になって「これはとんでもないオッサンがやってきてしまった」という状況が「全員ポカーン」だったというのだ。

当時も今も、我が家では伝説となった笑い話でしたwwwwザマァwwwwwww

Ryuichi Sakamoto | Playing the Orchestra 2013

Ryuichi Sakamoto | Playing the Orchestra 2013

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